北海道下川町は、人口約3400人,高齢化率約39%の小規模過疎地域かつ少子高齢化が顕著な「課題先進地域」です。
第1回ジャパンSDGsアワード 内閣総理大臣賞に選ばれた「北海道下川町」は、持続可能な森林経営を中心に,適正な木材,木製品の生産と供給,森林の健康や教育への活用,未利用森林資源の再エネ活用,再エネ熱供給システムを核としたコンパクトタウン等を推進しています。
受賞した内容は「持続可能な地域社会の実現」をめざし、政府から環境未来都市の選定を受けるなどして、SDGsのコンセプトである、経済・社会・環境、3領域の統合的解決の観点で
「@森林総合産業の構築(経済)」
「A地域エネルギー自給と低炭素化(環境)」
「B超高齢化対応社会創造(社会)」
などに取り組んできた結果、人口減少緩和や森林バイオマスエネルギーによる地域熱自給率向上などの好傾向が発現しています。
現在はSDGs未来都市計画を策定し、より良いまちを築いていくための取組みをさらに進展させていく取組みを進めています。
現在の日本では、少子高齢化が進み、地域の過疎化が問題となっています。
北海道下川町は、小規模自治体や国内における地方創生モデルになり得ます。
3、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
7、すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
8、すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
11、都市を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする
15、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る