コペルニクは貧しい人々の生活の質を向上させようと努力している国際的な非営利団体です。
「ラストマイル」 と呼ばれる途上国で最も支援が届きにくい地域において、貧困削減に繋がる革新的なテクノロジーの開発、検証、普及に取り組んでいます。
貧困削減の効果を最大限に高める解決策を見出し、ラストマイルの人々の生活向上に貢献しています。
例えば、アジアとアフリカに住む多くの女性たちは、10リットルの容器を抱え、水をくみに毎日4往復の移動をしています。
そこで、「Q-ドラム」という回転式の水運搬器具を使ってもらいます。これで、1回で50リットルもの水を運ぶことができ、1日の水くみが1回で済むようになります。
例えば、途上国に暮らす子どもたちは、安全な水を飲むことができないために、毎日4000人も犠牲になっています。
そこで、汚れた水をバケツにいれるだけで飲み水に変える「Nazava浄水器」を使ってもらいます。
2つのバケツの中央にセラミックフィルターの芯を設置し、重力によって水がフィルターを通過することで浄水されます。
例えば、途上国に暮らす80%の人は電気を利用することができません。
採光のために灯油を利用して、毎年160万人もの人々が、煙の吸引や火事により犠牲となっています。
そこで、ソーラーシステム導入し、「太陽光ランプ」を使ってもらいます。
灯油ランプがLEDランプになれば、灯油代が節約でき、煙による健康被害や失火の心配がなくなります。
また、安定した安全な明かりで子どもは夜に勉強ができ、大人も経済活動や内職などができます。
開発途上国には、水道や電気インフラの未整備など、さまざまな社会課題に苦しんでいる人たちがたくさんいます。
一方、先進国には、実は途上国の課題解決に有効と考えられる、シンプルで革新的なテクノロジーがたくさんあります。
「人をつなぐ、世界を結ぶ。プロジェクト」は、途上国で必要とされているテクノロジーを日本各地で発掘し、それを途上国に届けることで、生活の質の向上や社会課題の解決に貢献することを目指します。
1、あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
6、すべての人々に水と衛生へのアクセスを確保する
7、すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
10、国内および国家間の不平等を是正する
17、持続可能な開発に向けてグローバル・パートナーシップを活性化する