上板町立 高志小学校の取り組み〜第3回ジャパンSDGsアワード 特別賞〜
「上板町立 高志小学校」は、地産地消・食育などをはじめ学年別にカリキュラム化された授業を総合学習に盛り込みました。

上板町立 高志小学校の取り組み〜第3回ジャパンSDGsアワード 特別賞〜

上板町立 高志小学校とは!?

 

 上板町立 高志小学校は、徳島県上板町にある小学校です。

 

 

SDGs具体例

 

第3回ジャパンSDGsアワード 特別賞

 

 第3回ジャパンSDGsアワード 特別賞に選ばれた「上板町立 高志小学校」は、地産地消・食育などをはじめ学年別にカリキュラム化された授業を総合学習に盛り込みました。

 

取組内容

 

 上板町立高志小学校では、衣と食を中心として、地域の自然環境と動植物の命をつなぐことをテーマに、教育活動を展開しました。

 

 具体的には、生産者、JA、NPO、企業、行政等と連携し、規格外の農産物を学校給食で活用することを通じて、食品ロス削減の意味や、地場産業の重要性について伝えています。

 

 はじめに取り組んだのは、収穫後損失を減らすために、規格外野菜や果物等、廃棄される作物を畑から収穫(二次収穫)し、学校給食に活用することでした。

 

 生産者の協力を得て、3、4、6年生が春から夏にかけて、ニンジン約300s、ブロッコリー約80s、桃約100個を収穫し、それらを六次化支援施設で学校給食に使用できる状態へ加工してもらい、冷凍保存しました。

 

 

SDGs具体例

 

 これらは、町内の幼稚園、小学校、中学校の約1,100名分の給食に使用されました。

 

 給食センターでも食品くずを減らすために、ニンジンの皮をむかない、キャベツの芯を利用する等の工夫を行いました。

 

 また、6年生が町内の牧場が規格外の鳴門金時をエサに利用していることを学習したことから、この野菜くずを牧場に提供することを提案し、実践しました。

 

 さらに、子どものニーズをとらえ、旬の食材を使い、食品ロスが出ない学校給食メニューづくりと、そのメニューを学校給食に提供する実践も行いました。

 

SDGs関連項目

 

 上板町立 高志小学校は、全学年で環境などに配慮したエシカル消費推進の(地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のこと)ため消費者教育を実践しました。

 

 また、地場産物を活用したレシピの開発、規格外農産品の有効活用による食品ロス削減、地域産業の活性化に貢献しました。

 

 

SDGs具体例

 

4、すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

 

8、すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する

 

12、持続可能な消費と生産のパターンを確保する

 

13、気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

 

17、持続可能な開発に向けてグローバル・パートナーシップを活性化する

 

 

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