
楽しく学べる「SDGsカード・ボードゲーム」を難易度順に3つ紹介します。
「2030SDGs(ニイゼロサンゼロ エスディージーズ)」は株式会社プロジェクトデザインと一般社団法人イマココラボで共同開発したカードゲームです。
「2030SDGs」は2016年に生まれ、以降、多くの企業や自治体・官公庁、学校で導入されています。
ニューヨークにある国連本部でも利用されるなど、SDGsを体験的に理解する代表的なゲームとして知られています。
カードゲームは、2030年のゴールに向けて時間・お金を使ってプロジェクトに取り組む内容となっています。
1つのプロジェクトを達成するために世の中がどのような流れで動いているのかを知り、目標達成には周囲と連携を取っていく必要があることを体感的に把握するのが目的です。
ただし、お店や通販では販売しておらず、すぐにゲームできるというわけにはいきません。
「ファシリテーター講座を受講した方向けにカードキットをレンタルする」という形で提供されているため、計画時間と費用がそれなりに必要となります。
「なんとSDGsボードゲーム」は、富山県南砺市と富山県立大学で活動する学生団体「COCOS(ココス)」が中心となり、共にアイデアを出し合って制作したボードゲームです。
ゲームではサイコロを振ってコマを進め、マスに書いてあるSDGs関係の内容に従って「人材とお金」のチップを獲得していきます。
途中、集めたチップを使って南砺に関係するプロジェクトを実行するなど、楽しみながら地域の取り組みやSDGs17のゴールについて学ぶことができます。
子どもでもわかりやすく、小学校でも体験授業が行われています。
ゲームキットは販売されていませんが、富山県南砺市のホームページからデータを無料ダウンロードすることができます。
こちらは無料ですぐに楽しめるのでおすすめです。※営利目的での使用はご遠慮ください。
ゴー・ゴールズは、国連広報センターが制作した、子どもも大人も楽しく遊びながら、SDGsを学べるすごろくです。
「ゴー・ゴールズ」は、英語、フランス語、中国語、アラビア語など20カ国語で提供されています。
すごろくの盤上には63個のマス目があります。
サイコロを振って出た数だけコマを前に進め、SDGsの17の目標のいずれかのマス目で止まったら、クイズのカードを引きます。
正解を答えれば、もう一度サイコロを振ることができます。「2030」のゴールに最初にたどり着いたプレイヤーが勝ちです。
こちらは一番ルールが簡単で、無料なので気軽に楽しめます。