厚生労働省が公表した2019年国民生活基礎調査によると、中間的な所得の半分に満たない家庭で暮らす18歳未満の割合「子どもの貧困率」は、18年時点で13.5%でした。
厚生労働省が公表した2019年国民生活基礎調査によると、中間的な所得の半分に満たない家庭で暮らす18歳未満の割合「子どもの貧困率」は、18年時点で13.5%でした。
前回2015年の13.9%から大きな改善は見られず、依然として子どもの7人に1人が貧困状態にあります。
世帯類型別では、母子家庭など大人1人で子どもを育てる世帯の貧困率は48.1%に上り、生活が苦しい実態にあります。
世界で、きわめて貧しい暮らしを強いられる人びとの数極度の貧困状態(1日あたり1.90米ドル以下)で暮らしている人は7億960万人、そのうち約半数が子どもで、3億5600万人にのぼります。
サハラ以南のアフリカ地域での貧困率は、1990年の54%から2013年には41%に減っていますが、この地域では人口がとても増えており、1日1.90米ドル以下で暮らしている人の数は、1億1300万人も増えていることが分かります。
今では、世界の極度に貧しい人の半分がサハラ以南のアフリカ地域に暮らしています。
また、先進国でも、相対的な貧困と呼ばれる状況のもとで、平均して5人に1人の子どもたちが苦しい生活を強いられています。