林野庁の「木材需給表」によると、日本は、2019年の木材自給率が37.8%となっています。
林野庁の「木材需給表」によると、日本は、2019年の木材自給率が37.8%となっています。
2011年からは毎年増加しているものの、依然として62.2%は輸入材が占めています。
国土の7割が森林で覆われ、世界有数の森林大国といわれている反面、世界有数の「木材輸入国」という矛盾を抱えています。
日本は長い間、国産材には目を向けず、安い海外産の木材の需要が上回っていました。
建材以外での利用方法が見いだせない中、林業従事者も減って高齢化し、技術を継承する人がいなくなり業界全体が深刻な人手不足に陥っています。
世界の森林面積は約39.9億ヘクタールで、全陸地面積の30.6%を占めています(2015年)。
しかし、世界の森林は減少を続けており、毎年330万ヘクタールが減少しています(2010年から2015年までの平均の純変化)。
特に、南アメリカ、アフリカなどの熱帯の森林を中心に減少面積が大きくなっています。
一方、アジア、ヨーロッパを中心として森林面積が増加している国も見られます。森林面積の増加と減少には、地域的な偏りが見られます。